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FFコンパクトホットハッチという言葉を日本に浸透させたといっても過言ではない1台だ。フランス本国でのデビューは83年。日本導入は86年だった。ピニファリーナとプジョーの合作によって誕生した、この205でもっとも日本で人気が高かったのがGTI。1.9リッター直列4気筒SOHCエンジンを搭載。最高出力は120馬力/6000rpm、最大トルク15.2kg-m/3000rpmとスペック的には突出したモノはないが、5速MTを駆使して 910kgのコンパクトなボディを操る楽しさや、その気持ちいいエンジンフィールは現代にも通用するほど。とくに、サスペンションは「ネコ足のプジョー」の代名詞通り、しなやかかつ強靱。路面を捉えて離さないロードホールディング性能は鮮烈だった。もちろん、205本来の姿であるベーシックモデルも日本導入されている。GTI以外に搭載されたエンジンバリエーションは、1.4リッター直列4気筒SOHCと1.6リッター直列4気筒SOHC。3ドアハッチボディ以外にカブリオレのCTIというグレードの設定もあり、こちらは1.9リッター直列4気筒SOHCを搭載している。
ボディタイプは、3ドアハッチバックとカブリオレの2タイプ。カブリオレは1.9リッター直列4気筒SOHCを搭載し、ミッションは4速ATのみ。一方、3ドアハッチは、1.3リッター直列4気筒SOHCを搭載するXS、1.6リッター直列4気筒SOHCの1.6SIを設定。1.9リッター直列4気筒 SOHCには1.9SIとSI、そしてGTIをラインアップ。SIとGTIは同じ1.9リッター直列4気筒SOHCを搭載するが、チューニングが異なり、 SIは100馬力でGTIは120馬力を発揮する。ミッションは、全車5速MTと4速ATを採用する。
205シリーズのトピックといえばGTI以外ないだろう。本来、フランスでは足クルマではあったが、日本ではこのGTIがイメージリーダーとなって「205=ホットハッチ」となっている。GTIは、SIと同じ1.9リッター直列4気筒SOHCを搭載するが、SIの100馬力に対し120馬力へとパワーアップ。やや高回転型にセッティングされているため5速MTをフルに使って走ると気持ちいいエンジンだった。また、足まわりのしなやかさはフランス車らしさを感じるが、粘りあるダンパーセッティングなどによって、ワインディングロードでハイパワー車を追い回せるほどの軽快なフットワークを披露した。まさに、現在のシビックやインテグラのタイプRに匹敵するモデルであったのだ。
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