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シトロエン2CVは1948年に発表されたフランスの国民車。デビュー直後は最高出力わずか9馬力という、排気量375ccの空冷フラットツインを搭載していたが、後に排気量の拡大などによる性能向上を繰り返しながら1990年まで生産が続けられた。ボディ形状は巻き上げ式のルーフを持つ4ドアが基本となるが、リアハッチを持つコマーシャルバンや運転席から後ろを独立した荷物室としたバンモデルなども生産されている。そのボディ寸法は後期モデルの場合、全長×全幅×全高が3830×1480×1600mmとミニやフィアット500よりふた回りほど大きく、またシトロエンならではのサスペンション構造により優れた居住性も確保していた。累計で385万台以上が生産された2CVも生産終了から15年あまり。しかし、愛嬌のあるスタイルと高い実用性から今日でも熱心なファンに支持されている。
40年以上の歴史を有する2CVには数々のグレードが存在する。2CV6は1970年に誕生したモデルで、74×70mmのボア×ストロークから602ccの排気量を持つ空冷フラットツイン・エンジンを搭載するモデルである。最高出力は28.5psに過ぎないが、わずか560kgほどの車体には十分なポテンシャルを秘めており、最高速度は102km/hを達成している。また、1975年にはマイナーチェンジを行い、角型ヘッドライトなど近代的な装いが与えられた。しかし、旧来のスタイルを望む声も多く、丸型ヘッドライトなどを備えるモデルが2CV6スペシアルの名で復活、角型ライトモデルは2CV6クラブを名乗ることとなった。
1988年にフランス本国での生産が終了した2CVだが、その後も1990年までポルトガルの工場において生産が継続された。ちなみに2CVは通称「2馬力」と呼ばれるが、これは最高出力ではなく、フランス国内における課税システムが由来となっている。
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