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1960年代からロールスロイスの中核を担ってきたシルバーシャドウに代わるモデルとして、1980年にデビューしたシルバースパー/シルバースピリット。一見してロールスロイスと判るエクステリアは従来モデルにくらべてボクシーなデザインとなったが、6750ccの排気量を持つV型8気筒エンジンなど、熟成を重ねたメカニズムは継承している。足まわりもフロントがダブルウィッシュボーン、リアは車高調整機構付セミトレーリングアームと、シルバーシャドウと形式を共にする。この新型モデル、シルバースパーとシルバースピリットの相違点はそのホイールベースにあり、シルバースパーは3160mm、シルバースピリットは3060mmとなる。マイナーチェンジも数回行われており、1989年にアルミホイールなどを採用したシルバースパーIIへ、1993年には各部の電子制御化やエンジンまわりのリファインを受けたシルバースパーIIIへと進化を遂げている。
1993年にリリースされたシルバースパーIIIはメカニズムに大きな改良が加えれている。全長×全幅×全高が5380×1895×1495mmというディメンションを採るボディは継承されたが、搭載されるV8エンジンはシリンダーヘッドやマニフォールドの設計が改められ、トランスミッションも電子制御式の4速ATを採用している。また、同時に各部がコンピュータ制御となるなど、その内部は大きく進化している。一方で職人の手作業により仕上げられるインテリアは従来と変わることなく豪華な仕立てで、コノリー社製の最高級レザーとウォールナット製パネルがふんだんに用いられている。また、1994年には大規模なマイナーチェンジが行われ新型シルバースパーとなり、1997年からはエンジンにターボチャージャー(インタークーラーはそなわらない)が装着わるようになった。
フォーマル・ユースを前提としたシルバースパーにはボディをストレッチしたリムジンも歴代モデルに用意されている。シルバースパーIIIではホイールベースを610mm延長したツーリングリムジンがそれに当たる。
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