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ロータスの名を一躍有名にしたライトウェイト・スポーツカー「エラン」がデビューしたのは1962年のこと。FRP製のボディにバックボーンフレームを組み合わせたオープンモデルとしてリリースされている。この初期モデルに搭載されたのはフォード製116E型エンジンをベースに開発された排気量1.6リッターのロータス・ツインカムで、最高出力は100psであった。最高出力の数値のみを見れば傑出したスペックではないが、全長×全幅×全高:3683×1422×1149というボディサイズ、わずか650kgほどの車両重量には十分なポテンシャルであった。しかし、モアパワーを望む声も多く、後のS2SEではヘッドまわりにチューニングが施されて最高出力は115psとなり、最終モデルとなるスプリントでは126psまで向上している。また、当初はDHC(ドロップヘッドクーペ=オープン)のみの設定であったボディ形状も1965年にFHC(フィクストヘッドクーペ=クローズドボディ)が加わっている。こうして進化を重ねたエランだが、1万2000台余りを生産した1973年に生産が終了している。
エランには大規模なマイナーチェンジが施されることはなかったが、数度の小変更が加えられている。初期のS1、S2モデルは105psユニットを搭載していたが、S2から115psエンジンを搭載する高性能モデルSEがラインナップに加わっている。また、S3ではエクステリアに変更が加えられ、DHCモデルのソフトトップも本格的なものとなった。さらにS4ではフェンダー形状などにも手が加えられたほか、最終型スプリントでは2トーンカラーが施されるようになった。
ロータスにはエランの名を冠したモデルが他にも存在する。1967年にクーペモデルをベースにリアシートを設けたエラン+2がそれで、独自のエクステリアを持つグランツーリズモ的なモデルであった。また、1990年には当時ロータスと同じくGMグループ傘下にあったいすゞ製エンジンを搭載したFFライトウェイト・スポーツにエランの名が与えられている。
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