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1990年代初め、小型車市場において快進撃を続ける日本車に対して計画されたGMの"サターンプロジェクト"。そのもとで世界に通用する小型車を命題として開発、生産された4ドアセダンが1997年4月に日本でも発売されたサターンSL2だ。基本設計はクーペモデルのSC2と同じながら、ボディサイズは全長×全幅×全高が4520×1695×1385mmと若干コンパクト。一方スペースフレームを骨格としたボディ構造によって、アメリカ連邦道路交通安全局が行ったクラッシュテストでは1999年、2000年と2年連続で最高の5つ星を獲得するなど、高い安全性を実証している。また、わずか97kgというエンジン乾燥重量がもたらす優れた前後重量配分もサターンの美点のひとつだ。
グレード展開はベース、サンルーフを標準装備したGパッケージ、本革シートをそなえた最上級GLパッケージというもの。全グレードとも126psを発生する1.9リッター直列4気筒DOHCエンジンが搭載されて、5速MTまたは4速ATが組み合わされる。1998年10月にSEパッケージを追加。2000年1月には、クーペSC2と同様の大がかりなマイナーチェンジが行われ信頼性や安全性、クオリティなどを大幅に向上させた。G/SE/GLパッケージに15インチアルミホイールが標準装備となったのもこの時だ。
"礼をつくす会社、礼をつくすクルマ"をキャッチコピーに、ワンプライス制やユーザーの立場に立ったサポートを売りにするなど独特な販売形態も大きな話題となったサターン。イチから構築された販売網はディーラーではなくリテーラー(小売業)と呼ばれ、JR東日本やヤナセ、関西エリアの大手中古車ディーラーであるハナテンなどが参入した。しかし、日本ではそのデザインやクオリティなどが受け入れられず、導入からわずか4年で4000台弱の販売にとどまり、2001年には撤退することになってしまった。
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