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年間生産台数は1000台に満たないドイツの小さな自動車メーカーながら、BMWベースのハイパフォーマンスコンプリートカーを手がけることで世界にその名を轟かせているアルピナ。B3はBMWの最量販モデル3シリーズをベースに直6エンジンを載せたモデルの総称になる。アルピナのラインナップの中ではエントリーモデル的な位置付けにあるが、その高性能ぶりはもちろん折り紙付きだ。さらにベースモデルのボディバリエーションが豊富なため、セダン、ワゴン、クーペ、カブリオレと4つのボディを選べるのが他のモデルにはないB3の大きな魅力といえる。
E36ベースのB3は1997年1月までが3リッター256psの"3.0/1"、その後1999年4月までが3.2リッター271psの"3.2"という展開。3.0/1にはボディ形状を問わず5速ATと5速MTが用意され、3.2は6MTを基本に途中でカブリオレのみ5速ATが加えられた。1999年10月にデビューしたE46ベースの"3.3"は285psを誇る3.3リッターエンジンを搭載。当初はセダンとクーペのみのラインナップで、ミッションは6MTか、ステアリングでシフト操作可能なスイッチトロニック5速ATを選ぶことができた。ツーリングとカブリオレが加わり、フルラインナップが完成するのは2000年12月のこと。翌2001年2月には、それまでのDSC+Tに代えてASC+T(オートマチックスタビリティコントロール+トラクション)を採用。のちB10と同じDSCIIを搭載し、さらにはCBC(コーナリングブレーキコントロール)も追加されるなど、安全性とドライビングの楽しさがより高い次元で融合することになった。
クルマの絶対的な動力性能を測るテストのひとつに0〜100km/h加速タイムがある。アルピナのアナウンスによると、E46ベースのB3はセダンとクーペが5.7秒、ツーリングとカブリオレが6.1秒と3リッタークラスのNAモデルとしては抜群の数値を残している。それを知ればB3が単なるエントリーモデルでないことは明らかだろう。
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