クワトロ 857系のカタログ情報。クワトロ 857系のエンジン、トランスミッション、内外装の仕様、燃費情報など詳細なスペック情報を、最新グレードから過去モデルまで、あなたの欲しい情報がどこよりも詳しく探せます。
1980年のジュネーブショーで発表されるや、それまでの4WDシステムに対する人々の認識を覆してしまったエポックメイキングなモデル。200シリーズに採用されていた2リッター直列5気筒ターボエンジンにインタークーラーを装着し、最高出力200ps、最大トルク29.1kgmを発揮。80シリーズのボディをベースに、ブリスターフェンダーや前後スポイラーが精悍な印象を与える2ドアクーペに仕立てられていた。車名の由来ともなっている「クワトロシステム」は、従来の4WDの多くがパートタイム式であったのに対して、センターデフを内蔵したフルタイム4WDとして開発された。それまで4WDといえば、道なき道を行くオフローダー専用のものと思われていたが、アウディクワトロの出現によって、それは高性能エンジンが生み出すトラクションを確実に路面へと伝えるために必要不可欠なシステムであるという認識へと様変わりしてしまった。クワトロシステムはアウディの他車種にも順次採り入れられ、また、他のライバルメーカーがこぞってフルタイム4WDモデルを開発していった。日本へは1987年まで輸入されていた。
インタークーラー付き2リッター直列5気筒ターボエンジンを搭載し、トランスミッションは5速MTを組み合わせる。1983年にはホイールベースを切り詰めて、エンジンをDOHC4バルブ化することでパワーと運動性能をアップしたスポーツクワトロも登場。しかし、これはWRCのグループB規定をクリアするためのホモロゲーションモデルで、200台のみの少量生産に止まっている。
アウディクワトロはモータースポーツの世界にも革命をもたらしたことは有名だ。1981年からWRC(世界ラリー選手権)に参戦し、いかなる路面状況をもいとわない走破性を存分に発揮。破竹の勢いで勝利を重ね、82年と84年にメイクスタイトルを獲得した。アウディクワトロの登場以降、WRCには4WDシステムが必要不可欠という定説が生まれたのである。
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