8シリーズ E31系のカタログ情報。8シリーズ E31系のエンジン、トランスミッション、内外装の仕様、燃費情報など詳細なスペック情報を、最新グレードから過去モデルまで、あなたの欲しい情報がどこよりも詳しく探せます。
流麗なクーペボディで人気を博した6シリーズの後継モデルとして、1990年に登場したE31型。2+2の2ドアクーペという基本コンセプトは踏襲したものの、内外装のデザインやメカニズムなどあらゆる面で新規採用がなされている。まずは6シリーズが5シリーズをベースにしていたのに対して、8シリーズはより上級の7シリーズをベースとして、全長と全幅をそれぞれ+25mm +130mmと大幅に拡大。その一方、全高は25mm下げられて、より現代的なワイド&ローのスタイリングにまとめられた。搭載するエンジンも3〜3.5リッターの直列6気筒から5.0リッターのV型12気筒へと大幅拡大。見た目もガラリと変わって、リトラクタブル・ヘッドライトや、ボリューム感を巧みに演出するブリスター・フェンダーを備えるなど、70年代後半に少量生産されたミッドシップ・スーパースポーツ“M1”を彷彿させるデザインとなった。BMWがインテグラル・アクスルと名づけた新設計のマルチリンク式リア・サスペンションを採用するなど、メカニズム面でも見るべき点は多い。
デビュー当初は最高出力300psを発揮する5リッター V型12気筒エンジン搭載の 850iのみ設定。1993年には286psを発生する4.4リッター V型8気筒エンジン搭載の840Ciのほか、BMW M社製のエアロパーツとスポーツサスをそなえ、5.6リッター V型12気筒に6MTを組み合わせる850CSiが登場。850CSiの最高出力は380psであった。モデル末期には850CSiとほぼ同じ内外装をもつ840Ci Mインディビジュアルという限定車が登場した。
8シリーズはデビュー当時の新車時価格が1380万円という超高級車。93年9月登場の850Csiに至っては1450万円であった。まったく関連性のないスタイリングからもわかる通り、8シリーズは7シリーズのクーペ版というよりは、BMWによる当代随一のスポーツスペシャリティ・カーといった立ち位置にあったといえる。
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