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1950年にビートルの基本構造をベースに、大量の荷物を積載できるキャブを架装したデリバリーバンが登場。これがビートルとともにVWの屋台骨を支えることとなる商用車シリーズ(通称タイプ2)の発端となった。生産台数が伸びるに従ってマイクロバス、貨客両用のコンビ、ピックアップ、救急車として使用されるアンビュランスなどの、さまざまなバリエーションを展開。コーチビルダーであるウェストファリア社によって作られたキャンピングカーなどもあった。基本構造はビートルと同じで、空冷直列4気筒エンジンをリアに搭載し、後輪を駆動するRRレイアウトをとっていた。現在に至るまで4度のモデルチェンジを経て、排気量の拡大、足まわりの専用設計化、水冷エンジンの採用、前輪駆動化といった時代に応じた改良が施されている。
1967年に初めてのフルモデルチェンジが実施され、やや角張ったデザインが採り入れられた。モデルバリエーションは初代に準じた。1979年にはボディを大型化した3代目に突入。2代目までビートルのそれを踏襲していた足まわりは独自の設計に作り直され、空冷ながらディーゼルエンジンも新たに設定された。マイクロバスはカラベルという名称になり、乗用車以上の豪華装備が特徴だった。日本へのタイプ2シリーズの輸入は1977年以来途絶えていたが、1985年にカラベルとデリバリーバンがそれぞれ300台限定で輸入された。1990年にはフロントマスクが前に突き出たデザインとなる4代目にチェンジ。エンジンは水冷化され、ガソリンとディーゼルを合わせて4タイプを用意。駆動方式はRRからFFへと切り替えられた。2001年のデトロイトショーでスタディモデルが発表された5代目にあたるマイクロバスは、2002年からドイツ・ハノーバー工場で生産がスタートし、現在に至っている。
戦後間もない時代に、ウォルフスブルグのVW工場ではビートルの部品を運搬するトラックが不足していた。そのためビートルのシャシーに急ごしらえの荷台を取り付けた簡易トラックが使用されていたのだが、それを目にしたオランダのインポーター、ベン・ポンがビートルをベースにした商用トラックの開発を思い立った。その時に描いたスケッチがきっかけとなり、タイプ2シリーズはプロダクトモデルとして誕生したのである。
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