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メルセデスベンツ社が理想とする小型セダンの姿を追い求め、すべてが専用&新設計されたといってもいい190シリーズ。その190をベースとしたAMGによるチューニングモデルがAMG190Eシリーズだ。日本ではヤナセが正規輸入元となり1990年10月からデリバリーが始まった。全長×全幅×全高が4450×1690×1365mmという5ナンバーサイズのボディにはフルエアロが与えられ、スポーティな印象をさらにアップ。ホイールも16インチの専用品が装着される。また、インテリアではリアシートが完全セパレートのバケットタイプとされ、乗車定員を4名としているのがベースとなった190との大きな違いになる。サスペンションはフロントがストラット、リアがマルチリンク。専用チューニングが施され、ベースの190で定評のあった確かなハンドリングと高速域における優れた操安性にさらに磨きをかけている。
グレードは、141psの2リッター直列4気筒2.0-2Vと、234psの3.2リッター直列6気筒を載せる3.2-2Vの2種類で2VはSOHCであることを表している。2.0はベースエンジンに対して26psアップを果たし、3.2は300Eに搭載される3リッターエンジンのストロークアップ仕様で、グレードとしては190E2.6の拡大版という位置付けだ。ミッションはそれぞれに5速MTと4速ATを用意。中でも3.2にはパワー&トルクアップに対する耐久性を考えて5MTは300E-24V用が、4ATは300E用が組み合わされるなど容量アップが図られている。ちなみに1990年にメルセデスベンツ社とAMGとの間で結ばれた正式なパートナーシップによって、AMG190シリーズはメルセデスベンツ社の保証が適用された初めてのAMGでもある。
デビュー当時190シリーズの中で最高の性能を誇ったAMG仕様。3.2は0〜100km/h加速7.7秒、最高速244km/hという実力の持ち主だった。のちにDTMのホモロゲモデルとして登場した190E2.3-16Vや2.5エボリューション、同エボリューションIIの礎になったといっていい。
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