セドリック ワゴン Y30系のカタログ情報。セドリック ワゴン Y30系のエンジン、トランスミッション、内外装の仕様、燃費情報など詳細なスペック情報を、最新グレードから過去モデルまで、あなたの欲しい情報がどこよりも詳しく探せます。
セドリックには、59年デビューの初代型からワゴンがラインナップされていた。66年登場の2代目までエステートワゴンの名称だったが、別車種であったグロリアとの統合が図られた71年発売の3代目からはセドリックワゴンに改名された。このセドリックワゴンの最終型であるY30型は83年に登場。これ以降はモデルチェンジを行わず、幾度に渡るマイナーチェンジを経ながら99年まで販売された長寿モデルである。ボディはバンと同じであるが、内外装の意匠や装備面ではセダン系に準じた高級感のある仕様なのが特徴。ラゲッジ部分に格納式のサードシートを備えているのも、このモデルにおける伝統だ。乗車定員はフロアシフト車が7名で、コラムシフト車が8名。駆動方式はFRで2WDのみで、エンジンは2リッターV型6気筒OHCのVG20E型を搭載する。モデルレンジ中盤までは2.8リッター直列6気筒OHCのRD28型を搭載するディーゼル車も用意されていた。サスペンション形式はフロントが独立懸架ストラットで、リアがリーフスプリング。ブレーキはフロントディスク、リアドラムを採用する。兄弟車であるグロリアワゴンとの相異はグリルデザインとエンブレム程度だ。
発売当初はSGL、GL、DX、カスタムDXのグレード構成であったが、89年にカスタムDXを廃止、95年からはラグジュアリー感をより高めたSGXリミテッドを最上級版として据えている。事実上の最終モデルであるこの年式以降で、コラム4ATとフロントベンチシートを採用する8人乗りグレードはSGL リミテッドのみ。それ以外はフロントシートがセパレート式のため7人乗りで、SGLはフロア4AT、GLはフロア4ATまたはフロア5MTのトランスミッションが組み合わされる。またこの時から、SRSエアバッグ付ステアリングが全車に採用されたことも大きな特徴である。このセドリック/グロリアワゴンで人気の高い木目調のサイドパネルデカールは、SGLリミテッドとSGLに設定されたオプション品だった。
このセドリックワゴンは、かつては商用および公用車として使われるケースが多かったクルマ。だが、ステーションワゴンが一般的な欧米のカーライフ様式がクローズアップされた90年中盤からは、一般ユーザーの購入率が高くなったことで知られている。80年代初頭の基本設計のためコンポーネンツは古典的だが、昔のアメリカ車を思わせるようなボディスタイルは独特の味わいがある。そのためこのセドリックワゴンでドレスアップを楽しむユーザーも多く、販売終了後も根強い支持層を獲得している。
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