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ガリバー自動車流通研究所レポート

Vol.8 [2003年2月14日発行]

Gulliver 自動車流通研究所

2003年の自動車流行色と今後の注目色
  日本流行色協会より、毎年自動車の流行色が発表されていますが、ガリバーは独自に流通状況を調査し、今年の 自動車の流行色を発表します。
  目次
  2003年の自動車流行色と今後の注目色
自動車流行色の判断基準
国産乗用車
軽自動車
輸入車
2003年の自動車流行色と今後の注目色
 
分類 2003新車流行色 2003中古車流行色 今後の注目色
普通車 コンパクト
国産乗用車
白 シルバー 黒
シルバー
白 黒
ブルー系
ブルー系
ピンク系
ピンク系
軽自動車
白 黒
白
パステルカラー
パステルカラー
輸入車
シルバー 黒
シルバー
白 シルバー 黒
シルバー
白
 
 2003年の新車・中古車の流行色を予想したところ、平成9年以降新車・中古車共に「白・シルバー・黒」が非常に高い比率となっている事から、引き続き「白・シルバー・黒」が流行していくようです。(詳細は次頁以降参照)中でも、昨年の新車販売では黒の比率が大幅に伸びています。俗に「景気の悪いときは、黒い色がはやる」と言われていますが、このような時期は冒険を恐れ、無難な色を求める人が増えるのでしょうか。
 ファッションとの関連を考えると、2002−2003年のメンズファッションの流行色も暗い色が多く、自動車も同じような傾向のようです。
 今後の注目色としては、現在の流行が白・黒のモノトーンで有彩色が非常に少なく、個性が無くなってきている為、個性を求めてコンパクトカーを中心にピンクやグリーンのパステル調の車、大きな車はブルーなど有彩色に注目しています。
自動車流行色の判断基準
 
@ 国産車・軽自動車・輸入車の色を、JAFCA自動車色彩研究会が取りまとめる色構成で分類し、それぞれの比率と傾向を分析します。
A 色の構成比率は、平成14年にガリバーで取り扱った車の情報をもとにしています。
 
*一般的な流行色の基準

 一般には、インターカラー(国際流行色委員会)にて、日本の代表機関である 社団法人日本流行色協会(Japan Fashion Color Association:略称JAFCA)が生活者の意識やライフスタイル、色彩調査などを考慮し、シーズンの1年半前に婦人服・紳士服・和装・レザー・インテリア・化粧品・自動車などに関する流行色を決定し発表している。それらの情報を元に、ファッション業界ではシーズン12ヶ月前に、トレンドカラーを素材に色出しをし、素材展などが行われる。そしてシーズン6ヶ月前に製品としてデザイナーのコレクションショーなどが発表される。
国産乗用車(*普通乗用車・小型乗用車)
  自動車流行色 国産車
 
ご覧のように、年々白・シルバー・黒系の無彩色が多くを占めてきております。今売れているミニバンは白、同じくコンパクトカーではシルバー系が人気の多くを占めているためです。中古車も現在では、上記の無彩色に人気が集中し、買取価格も他の色と比較すると高くなっています。しかしこの傾向が続くと、反対の有彩色は希少性により買取価格が高くなることも考えられます。したがって、今年の流行は白・シルバー・黒が流行すると予想します。

上記のデータを、更にミニバン・コンパクトカー・高級車などに分類すると、それぞれ違った傾向が出てきます。例えばコンパクトカーは、シルバー系が多く、次に有彩色の比率が高くなると予想されます。
軽自動車
  自動車流行色 軽自動車
 
軽自動車も、最近は国産乗用車と同じ傾向となっています。バブル崩壊後の平成3年〜平成8年までは、乗用車と比較すると有彩色が多く、カラフルでした。最近はワゴンRやムーヴなどのミニバン系の軽自動車が増え、ミラやアルトなどセダンタイプの比率が減ってきています。ミニバン系は、白・黒に人気が集中し、結果的に無彩色の比率が高まってきています。
  今年ワゴンRはフルモデルチェンジを迎え、ムーヴと共に販売台数を伸ばすことが予想されますし、昨年11月にフルモデルチェンジされた、ミラ・ミラアヴィがどれ位販売台数を伸ばすかにもよりますが、今年も引き続き白・シルバー・黒の無彩色が流行する事が考えられます。
  表中の平成3年で、黄色が伸びているのはホンダ・ビートがデビューし、黄色が多く売れた為です。また、平成5年にはワゴンRがデビューし、発売当初はグリーン(黒に近いダークグリーン)が一番売れたことで、平成5年〜平成9年までのグリーンの比率が高くなっています。その後、白が追加されると、人気は徐々に白へと移っています。
 
ホンダ ビート スズキ ワゴンR
ホンダ ビート スズキ ワゴンR
輸入車
  自動車流行色 外車
 
輸入車は元々有彩色の比率が高いのですが、こちらも無彩色の比率が増加して来ています。売れ筋車種はメルセデスベンツやBMW・VWゴルフなどドイツ車が中心で、イメージカラーはシルバーになっています。オペルやルノーが国内販売で苦戦する中、VWニュービートル(昨年限定でパステルカラーを発売しています)やアルファロメオなどカラルな色が人気の車が増加すれば、有彩色の比率が強まるでしょう。
  しかし、メルセデスベンツは昨年新型のEクラスを発売したばかりです。BMWも今年には5シリーズをフルモデルチェンジする予定となっているため、当分この状況は続くでしょう。
  中古車でもシルバーは人気色ですが、メルセデスベンツ・BMWなどは白の希少性からか、白+エアロパーツなどの組合せは人気が非常に高く、中古車としても割高(リセールバリューが高い)で取引がされています。
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