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この1年に政府が実施したETCの割引優遇施策は有効だった!?
ガリバー自動車流通研究所レポート

Gulliver 自動車流通研究所

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何事もキッカケ!? ETC装着は「優遇措置」より「乗り換えのタイミング」が36%

 実際に使ってみないと良いところも悪い部分も分からないモノで、ココでは【ETC保有者500人】にメリットと不満に感じた部分を聞いてみた。また、昨年も同様の調査を行なっており、その比較をしてみるのも面白い。

使用者が感じるメリット/不満点は、どちらもインフラの整備がポイント

Q4 ETC車載器を取り付けて、最も良かったと思うことは何ですか? 【ETC保有者:500人】
Q4 ETC車載器を取り付けて、最も良かったと思うことは何ですか? 【ETC保有者:500人】の結果グラフ この1年の優遇策にETC購入者の4割は満足
 Q2から、実に7割以上のユーザーがETCの装着理由を「料金所のスムーズな通過」に求めていたように、装着後のメリットは約5割の人がそのポイントを挙げている。ただし、「高速料金の割引」を挙げている人も4割弱。このあたりは、下表のように、昨夏からは特に多様なサービスが行なわれた政府の優遇策の恩恵を受けた人が特に多かったということだろう。

昨夏以降、政府が行なった主な料金優遇策
平成16年10月 首都高速/ETCモニター料金還元受付開始
11月 日本道路公団/深夜割引開始
11月 日本道路公団/車載器購入支援策開始
平成17年1月 日本道路公団/通勤・早朝夜間割引開始
4月 日本道路公団/マイレージ割引・大口・多頻度割引開始
6月 本四公団/マイレージ割引開始

サブデータ:ETC車載器を取り付けて良かったこと、【1年前】はどうだった?
サブデータ:ETC車載器を取り付けて良かったこと、【1年前】はどうだった?の結果グラフ 政府が行なったこの1年間の料金優遇策は装着率向上に大貢献!!

 面白いことに、昨年のデータと比較しても最も多かった回答「スムーズな料金所の通過」は50%強で、今年のデータとほぼ同数。  次に「高速料金の割引」が続くのだが、その割合はわずか24%。今年の37%と比べると10ポイント以上も少ない!! ちなみに国土交通省の調べによると、『(高速道路でETCを利用する車の)3台に1台は早朝や深夜、通勤時間帯など特定の時間帯を対象にした割引制度を活用している』と発表している。  これらのデータを踏まえると、やはり、この1年間に集中した政府の優遇策は、ユーザーの満足度を得ることに大きな貢献をし、結果的にはセットアップ率向上にも影響したと思われる。

「割引キャンペーン」より「専用レーン増設」の方がユーザーに響く!!

Q5 ETC車載器を取り付けて、最も不満に感じたことは何ですか? 【ETC保有者:500人】
Q5 ETC車載器を取り付けて、最も不満に感じたことは何ですか? 【ETC保有者:500人】の結果グラフ 装着率向上にはインフラの充実が不可欠!!
 やはり「専用レーンが少ない」「渋滞回避できない」「スムーズに料金所を通過できない」といった実際の使い勝手に関する不平が合計で71%を占める。  一方の「料金的な優遇策に対する不満」は、わずか17%に抑えられている。このことから、割引キャンペーンなどの施策は充実しているものの、インフラの整備はまだユーザーの満足を得られるようなレベルには至っていないということが分かる。
 今後、政府がさらなるETCセットアップ率の向上を目指すのであれば、ただやみくもに割引キャンペーンばかりを張るのではなく、やはり「ETCの便利さ」がポイントになってくるのではないかと思われる。

不満に感じたこと 【その他の意見】より
・バーの開くタイミングが遅すぎる!!(50代/会社員)
・セットアップ手数料が高額だった。(20代/アルバイト)
領収書の発行の件。(50代/会社員)
・原因不明のエラーで通り抜けできなかった時の料金所職員の態度が最悪だったこと。カードを挿入してないと疑われた!!(30代/専業主婦)
・ゲート通過後の接触事故が心配。(40代/公務員)
・車載器がいつの間にか壊れていて、通れないことがあった。せっかく前払い割引もしていたのに全く意味がなくなった。(30代/会社員)

サブデータ:ETC車載器を取り付けて不満に感じたこと、【1年前】はどうだった?
サブデータ:ETC車載器を取り付けて不満に感じたこと、【1年前】はどうだった?の結果グラフ 「料金の徴収方法」もいずれ改革して欲しいものだ

 不満に関しても、「専用レーンが少ない」や「スムーズに通過できない」といった意見は昨年とほぼ同じ。「割安感」に関する不満が7%と昨年は10ポイントも少なかったことを考えると、この1年間にETCを購入した人は特に料金的な期待が大きかったということが言えるのだろう。
 また、昨年は選択肢になかったのだが「クレジットカードの入れ忘れに関するトラブル」は、その他の意見の中でも圧倒的に多かった。もちろん、ユーザーとしては盗難問題を考えると常時挿入しておくわけにもいかない。カードによる個人情報の漏洩問題も絡み、いずれ現行の「料金徴収方法」も違ったカタチになることが望まれる。
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