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ガリバー自動車流通研究所レポート

Vol.2 [2001年7月発行]

Gulliver 自動車流通研究所

CMのイメージカラーは人気色?
〜乗り換え時に大きく差が出る「色」のマジック〜
   「ピンクの包装紙に包まれたエスティマハイブリッド」「ただ一つの存在ースカイライン」など、今年も相次いで新車の発売が あり、CM が盛んに流れています。新車のCM はインパクトが強く、印象に残るものが多いです。街中で真赤なMPVが走っているのをよく見かけるのも、CMの影響でしょうか。
 そこで、果たしてCM に登場するイメージカラーは、そのまま人気色になっているのか、ガリバー自動車流通研究所が、中古車市場の相場からイメージカラーのその後の動向を探ってみました。
  目次
  オークション相場と流通台数から考察
 ・トヨタ・イプサム、日産・ステージアで見る
 ・相場・流通台数ともに白・パールの勝ち
 ・乗り換えを考えると、白・パール系がお得だが
オークション相場と流通台数から考察
  ■トヨタ・イプサム、日産・ステージアで見る
   「イプー!」のCMで人気をはくした、トヨタ・イプサム。最近新型が発表されましたが、前型のイメージカラーがパステルグリーンだったのは、印象的でした。思わず家族を連れて山に遊びに行きたくなるような、元気いっぱいのCMで、その後、この色のイプサムを街でよく見かけたような気もします。また、日産のステージアもイプサム同様、緑系の色をイメージカラーにして売り出しました。きれいな若草色で、発売直後はなかなかの人気だったという話です。
 両車とも、発売から数年経ち、新車で購入したユーザーが乗り換えの時期にきています。中古車市場では、車種だけでなく、色によっても相場金額が大きく変わります。人気の色であれば、同じ車種でも10万円単位で変わってくるものもあります。イプサムとステージアの緑系は、今中古車市場でどのような動きを見せているのでしょうか。全国のオークション会場からの 相場データをもとに、一般的に人気色と言われる白・パール系との金額・流通台数を比較し、人気の度合いを探ってみました。
 
【イプサムの相場の動き】
イプサムの値動き
イプサムの値動き
※イメージカラーの緑系と、一般的に人気色と言われる白・パール系の2種類を比較
流通台数の比較
白・パール系 5597台
緑系 1941台
※1999年11月〜2001年6月のデータ参照
 
【ステージアの相場の動き】
ステージアの値動き
ステージアの値動き
※イメージカラーの緑系と、一般的に人気色と言われる白・パール系の2種類を比較
流通台数の比較
白・パール系 5433台
緑系 1883台
※1999年11月〜2001年6月のデータ参照
  ■相場・流通台数ともに白・パールの勝ち
   相場金額で見ると、イプサム・ステージアともに、イメージカラーの緑系よりも一般的な人気色である白・パール系の方が高くなっています。イプサムで平均約20万円、ステージアで約30万円も差が出ているのが分かります。また、流通台数を見ても、ともに白・パール系が緑系の2.9倍もの台数になっています。
 先にも申し上げたように、オークション相場金額は人気の車ほど高くなります。流通台数に関しては、ある程度新車で売れた台数に比例すると考えられます。このことから、両車とも、新車発売当初から、イメージカラーよりも白・パール系の方が人気があったと考えられます。街中でイメージカラーの車を良く見かける気がするのも、CMの影響が強いため目に付くからかも知れません。また、各メーカーがCMに起用するのも、人気色を意識するというよりも、その車種が似合う風景に合わせた ボディーカラーを選んでいる、というのが結論ではないでしょうか。ただ、担当者レベルでは、CMで起用されなければもっと人気は落ちていたかも知れない、との所感もあります。
  ■乗り換えを考えると、白・パール系がお得だが
   どちらにしろ、一概には言えないものの、新車購入時に何色にするか迷った場合は、無難な白・パール系を選んでおくと、乗り換え時の買い取り額で得をする、ということが言えそうです。もっとも、車は生活をより楽しくするためのアイテムでもあり、ファッション性を楽しむ面もあるので、やはり自分の気に入った色を購入するのが一番良いとは感じます。
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